サイト改修基本計画
500以上のランディングページを有する巨大サイトの改修計画を設計しました。
- 担当範囲
- 計画設計
- 制作期間
- 2か月
概要
サイトには明らかな課題が二つあり、それを解決することが当初の目的でしたが、表面化しているものだけではない根本的な問題が多々あると考え、12の課題に細分化し、それぞれの因果関係を可視化しました。
また、それぞれに定量的な目標値を設定し、どういう状態になればその課題が解決したと言えるのかを明らかにしました。これによって、サイトが現在置かれている状況がはっきりとわかるようになりました。
さらに、洗い出した課題に3段階の実行フェーズを設定。
「今何をするべきなのか」「次に何をするべきなのか」がすぐにわかるように誰でもアクセスできるNotionにまとめ、これから取り組むことが何かわからなくならないよう、チームの判断基準を作成しました。
目的
古くから存在していて課題が多々発生しているサイトを改修し、ユーザー、管理者、運用者すべてにとって使いやすいサイトとする。
課題
当初、サイトの課題とされていたのは、「ページスピードが遅いこと」「サイト構造が複雑で修正コストがかかりすぎること」の二つでした。
しかしこれらの課題は表面的なものにすぎません。例えば「ページスピードが遅い」と言っても、その理由がデータベースの構造にあるのか、CSSやJavascriptの読み込み方にあるのか、さまざまな根本的な要因が重なって「ページスピード」という問題として表れています。このような粒度の細かい課題を最初から把握して改善計画を立てるのと、場当たり的に改善するのとでは、かかる工数に大きな差が出るため、最初にすべての課題をリストアップし、対策をある程度考えて、改修計画を設計する必要がありました。
解決策
課題を12に細分化して定義し、それぞれの因果関係が一目でわかるようにリストを作成しました。また、それぞれの課題に定量的な目標値を設定し、解決できたと評価するための指針を作成しました。
例えば、「修正に工数がかかる」という課題については、「サイトに慣れていない作業者が新規LPを作成する際の工数を7割削減する」という目標値を立てました。この数字の根拠を出すために、普段サイトに触れていないメンバーが新規LPを作成した際の工数をヒアリングし、削減できる対象の作業にかかる時間を明らかにしています。
さらに、それらの課題を優先順位に従って3つの実行フェーズに振り分け、誰でもアクセスできるNotionにまとめました。これによりいつまでに何を改修すればよいかがわかりやすくなりました。
成果
課題の可視化と定量的な目標値の設定により、メンバーがサイトの状況を正しく理解し、あるべき姿との乖離を数値で把握できるようになりました。
また、チームメンバーが今後サイトを修正する際に、今やるべきことの優先順位を判断するための基準を作成することができました。